全米女子オープン3日目!ムービングデーと言われる魔の3日目。
ここでスコアをドッと落としてしまう選手もいれば、思いっきり伸ばしてくると言うのもこの3日目なのだ。
予選日とはうって変わって晴れ渡ったサンフランシスコの空!
街並みの向こうに見えてるゴールデンゲートブリッジの頭。
気温も少し上がってきた。予選を通過した日本人選手(笹生優花、畑岡奈紗、上原彩子)達を追いかけることに。そしてこの優勝争いに絡みそうな選手たちも先日もらったリストを元に追いかけてみることに。
肉体的には少し楽になったものの速報ということもあって画像を随時撮影した後に送る作業もあることから緊張感を持って、そして少しでも日本人選手たちがトップに絡むことを祈りながら追いかける。
晴れたことで霧がかかった時とは違う表情を見せる今回の会場オリンピッククラブ。
暖かくなったことでギャラリー達の服装も軽く、人数も増えてきた。
晴れ渡ったサンフランシスコの街
スタートは上原彩子選手が先。スタートから3ホールまで追いかけることに。
3ホール目のティーショットからはこのようにゴールデンゲートブリッジを背景に撮ることができた。撮影するバリエーションが霧で曇っている時とは全然違う。自然とテンションも上がりいろんな角度から試すことに。
3日目は2サムと言って2人ずつでスタート。明らかに予選の時(3人ずつ)のスピードと違う。早いのだ。
3ホール追いかけた後で次のスタートは畑岡奈紗選手を追いかけることに。
練習場でアップしているはずだから行ってみる。すると驚いたことに予選落ちした他の日本人選手達がここで練習していたのだ。
本戦に出られないからもちろん悔しい思いをしていると思うと気軽に声をかけることも憚られた。みんなひたすらにボールを打っている。。。
それぞれのチームメンバーには挨拶をするもののそれ以上なんと言っていいのか。。。でも必ずここにいる何人かは必ずまた近い将来上がってくることも知っている。その時が必ずくることを祈る。
畑岡選手を見つけそっと撮影する。物凄い集中力。
他の日本の選手達も黙々とボールを打っている。これまで練習場でも明るく話したりしている光景をよくみたのだがこの日ばかりはそれも見れなかった。。。
本戦に出られることって本当に凄いことなんだとつくづく思った。
すると奥の方がざわつく。
予選トップで通過した笹生優花選手が練習場に来た!
周りの選手や日本人選手達とも言葉を交わさず真っ直ぐに一番奥の練習スポットへ。カメラを構えていると私には挨拶をしてくれた。
これから始まる本戦の戦いはこの練習場からすでに始まっている緊張感を感じた。
アップを撮影してそれからバックからニューグローブを出し、手にはめる。
これだけでも自分的にはとても痺れる瞬間なのだ!
数打打ち終えた後すぐに練習場を去り、畑岡選手のスタートへ!
いよいよ本番が始まったのだ。
しばらく追いかけてから笹生選手を追いかける。
今回の一緒になるラウンドする相手はジョウンリー6選手。2019年の覇者だ!
このジョウンリーとは何人も同じ名前の選手が居るので韓国でプロとして登録する際に1から順番に番号がつけられてそれをそのまま気に入って使っているみたい。
スタートから2人は魅せる、攻めるゴルフをしてくれた。
決して守りに入ることなく果敢に攻めている様子が前半うかがえて観客も大いに湧いたほど!まるで決勝戦を戦っているかの手に汗握る展開を見せてくれたのだ。
ハワイでのロッテと今大会で初めてバーディー決めてガッツポーズをする笹生選手をみた!普段あまり感情を表さない彼女がこの時確かに小さくガッツポーズを決めたのだ!
結果終わってみると笹生選手はスコアを伸ばすことができずにイーブンで終えると(トータル6アンダー)、リー6選手はふたつスコアを落として3位に。
アメリカの人気プレーヤーであるレクシートンプソンがこの日ボギー無しで周りトップに!
1打差で追いかける笹生選手と同組で最終日を回ることに。そしてジュニア時代から一緒にプレーしている今大会の嵐的存在のメーガガネ選手と3人で最終日最終組を回ることに!笹生選手は実は3年前ジュニア時代にレクシートンプソン選手に憧れてサインをもらっている。その憧れの選手とこうして最終日を最終組で回れることにどんなドラマが待っているのか楽しみに!
畑岡選手もこの日スコアを伸ばせすイーブンで周りトップと6打差の6位につける。まだまだ解らない展開に明日を楽しみにそして祈る気持ちでこの3日目を終えた。
最終日がこんなにもドラマチックでそして凄い展開になるなんてこの日誰も想像していなかった。
この日も気がつけば夜の10時までメディアセンターにいた。いつものメンバー2人で。。。
いよいよ明日は最終日。